株価が下がったときにやるべき3つのこと|焦らず冷静に動く投資判断
株価が下がった時にやるべき3つのこと
■ はじめに:焦って売る前に知っておきたいこと
株価が下がると、「もう終わりだ…」「やっぱり投資は向いてなかった」と焦ってしまいがちです。
でも、ちょっと待ってください。
投資の世界では“下がった時こそ冷静さが大事”なんです。
今回は、株価が下がった時にやるべき3つの行動を、初心者でもわかりやすく整理しました。
① 原因を確認する ― 「全体下落」か「個別要因」か
まず最初にすべきことは、なぜ株価が下がっているのかを確認することです。
下落の理由は大きく2つに分かれます。
- 市場全体が下がっている: 景気の悪化、金利上昇、為替変動などによる「全体下落」。
- その企業だけが下がっている: 決算の悪化、不祥事、業界不振など「個別要因」。
全体下落なら一時的なものの可能性が高く、慌てて売る必要はありません。
一方、個別要因ならその企業の将来性を再確認して判断しましょう。
② 投資方針を見直す ― 長期か短期かで行動が違う
株価が下がったときは、自分の投資スタンスをもう一度見つめ直すチャンスです。
長期投資を前提にしているなら、短期の下落は「一時的なノイズ」。
むしろ安く買えるチャンスになることもあります。
一方、短期トレード目的で保有している場合は、損切りラインを決めておくのが基本です。
曖昧に「そのうち戻るかも」と思って放置すると、回復まで時間がかかることがあります。
③ 資金を追加するか検討 ― ドルコスト平均法の発想で
「株価が下がった=悪いこと」ではありません。
もしその企業の価値が変わっていないのに株価だけ下がっているなら、買い増しのチャンスとも言えます。
積立投資などで使われるドルコスト平均法は、価格が安いときに多くの口数を買う仕組み。
長期的に見ると、平均購入価格を下げる効果があります。
ただし、無理に資金を追加する必要はありません。
生活資金を削ってまで投資しないことが鉄則です。
■ まとめ:下落時こそ「冷静さ」が資産を守る
株価の下落は誰にでも起こること。
重要なのは、「下がったこと」ではなく「その時どう動くか」です。
最後にもう一度整理します。
- ① 原因を冷静に確認する(全体か個別か)
- ② 自分の投資方針を再確認する
- ③ チャンスと見るなら計画的に買い増す
慌てて売るよりも、データと自分のルールに基づいて判断する。
それが、投資で長く続けるためのコツです。
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