オルカン1本で本当に大丈夫?メリット・デメリットを整理
投資初心者の定番といえば「オルカン(全世界株式インデックスファンド)」。
SNSでもよく「オルカン1本でOK」と言われていますが、本当にそれだけで問題ないのでしょうか?
オルカンのメリットは“とにかく安定して放置でOK”
まず前提として、オルカンはとても優秀な商品です。
メリットは以下のようなものがあります:
- 世界中の株に自動で分散投資できる
- 国ごとの景気に左右されにくい
- 初心者でも放置で運用が続けやすい
- 長期では右肩上がりの傾向
正直、このメリットだけでも「投資初心者の最適解」と言われる理由は十分です。
しかし、完璧ではありません。オルカンにも弱点が存在します。
オルカンのデメリット
ここからは、あまり語られない「オルカンの弱点」を整理していきます。
① 結局“アメリカ頼り”になっている
オルカンは「全世界」に投資していますが、実際の構成比はこんな感じです:
- アメリカ:約60%前後
- その他の先進国:約25%
- 新興国:約10%
つまり、実質「全世界風アメリカ投資」。 アメリカが低迷すると、オルカンも大きく影響を受けます。
補う方法:- S&P500を少し追加して“アメリカ強め”にする
- または先進国株式や新興国株式で比率を調整する
② ボラティリティ(値動き)は意外と大きい
オルカンは安定していると思われがちですが、株式100%なので当然上下は激しいです。
暴落時には20〜30%の下落も普通に起こりえます。
- 債券(国内債券 or 米国債)を少し混ぜる
- 毎月の積立金額を変動させてリスクを調整
③ 為替の影響を受ける(円安・円高)
オルカンの約半分以上は外国株なので、為替の影響は避けられません。 特に円高になると、日本円換算では資産が減って見えることがあります。
補う方法:- 円高時は“買いチャンス”と割り切る
- 為替ヘッジ型を一部取り入れる(ただし長期は非推奨)
じゃあ結局、オルカン1本で大丈夫なの?
結論:「ほとんどの人にとっては、オルカン1本でも十分」です。
理由はシンプルで、
① 世界に分散されている
② 長期で右肩上がり
③ 放置で続けやすい
という条件を満たしているから。
ただし、より最適化したい場合やリスク管理したい場合は、以下のように調整するのもおすすめです。
- オルカン80% + S&P500 20%(アメリカ比率UP)
- オルカン90% + 債券10%(安定性UP)
- オルカン70% + 新興国30%(成長性UP)
大事なのは「継続できるかどうか」。
完全な正解より、続けられる形を作ることが何より重要です。
まとめ
- オルカンは初心者にも適した“ほったらかし投資”
- ただしアメリカ比率が高いため、実質的にはアメリカ次第
- 値動きはそれなりに大きいので、暴落時のメンタルが必要
- 為替の影響も受けるため、円高・円安によって評価額が変動
- 気になるデメリットは、他のファンドを少量追加して補える
基本はオルカン1本でOK。 でも自分の“こだわり”や“目的”に合わせて少しだけ調整するのがベスト。



