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もし高市早苗が総理大臣になったら、どの株が伸びるか予想してみた

もし高市早苗が総理になったら、どの株が伸びるか予想してみた

円安予想が多い理由をかんたんに説明し、円安で恩恵を受けやすい業界と代表企業を紹介します。あくまで予想です。

こんにちは、NEXCYANです。この記事は「もし高市早苗さんが総理大臣になったら…」という仮定のもとで考えた予想です。確実な予測ではなく、可能性を整理したものなので、その点をまずはっきりさせておきます。


■ なぜ円安予想が多いのか?背景を整理してみる

政治が変わるたびに為替が動くのはよくあることですが、今回「円安になるだろう」という見方が強い理由には、以下のような要因が考えられます:

  • 高市氏が財政拡張・積極財政を志向するという予想が出ていること → 国債発行が増え、金利上昇圧力や通貨価値の希薄化リスクを意識する動き
  • 現在、日本経済の成長を支えるために輸出主導型の産業を重視する政策が期待されていること
  • 海外投資マネーが日本株を買いやすくなる(円が安いと外国投資家の円転収益が増えるため)という思惑

円安になると株価が伸びやすい業界

円安だと、海外で稼いだ外貨(ドルなど)を日本円に換えるときに「より多くの円」になるため、輸出や海外取引が多い業界は利益が大きく見えやすくなります。以下は代表的な5業界と、伸びやすい理由の詳しい説明、そして楽天証券/SBI証券で買える代表企業(東証上場)を挙げます。


1.自動車・輸送機器

なぜ伸びやすいか: 日本の大手自動車メーカーは海外販売比率が高く、円安だと海外で稼いだドル等が円換算で増えます。さらに、米国市場は販売量が大きいため、米国での売上増は業績に直結しやすいです。ただし、米国が高い関税をかけるような政策を取ると、円安の恩恵が一部相殺される点は注意が必要です(関税は輸出入コストに影響します)。

  • トヨタ自動車(7203)
  • 本田技研工業(ホンダ、7267)
  • 日産自動車(7201)

2.電機・精密機器(特に半導体装置関連)

なぜ伸びやすいか: 半導体製造装置や検査装置は高単価で海外に売られることが多く、円安で売上が円換算で増える傾向があります。世界的に半導体投資が活発な局面では需要が伸び、業績回復につながりやすいです。東京エレクトロンのような半導体装置大手はこの分野の代表例です。

  • 東京エレクトロン(8035) — 半導体製造装置の大手。
  • スクリーンホールディングス(SCREEN、7735) — 半導体プロセス装置。
  • アドバンテスト(6857) — 半導体検査装置。

3.工作機械・産業用機械

なぜ伸びやすいか: 工作機械や産業用ロボットは製造業の基盤で、海外の工場向けに輸出されることが多いです。円安で価格競争力が上がると受注が増えやすく、受注→生産→売上の流れで業績に直結します。

  • ファナック(6954) — 工作機械・産業ロボット。
  • 安川電機(6506) — 産業用ロボット・モーター。
  • 三菱重工業(7011) — 重工の輸出比率あり。

4.総合商社・資源関連

なぜ伸びやすいか: 商社は海外での売買や資源投資が多く、外貨建ての取引が多い点から円安時に円換算で利益が大きく見えることがあります。資源価格と為替の組み合わせが業績に影響するため、資源市況にも注目が必要です。

  • 三菱商事(8058)
  • 伊藤忠商事(8001)
  • 丸紅(8002)

5.インバウンド関連(観光・宿泊・小売)

なぜ伸びやすいか: 円安だと外国人旅行者にとって日本の物価が相対的に安く感じられ、観光客の増加につながる可能性があります。観光客の増加はテーマパークやホテル、百貨店の売上増に直結します。ただし需要は世界情勢や渡航制限などにも左右されます。

  • オリエンタルランド(4661) — 東京ディズニー運営。
  • エイチ・アイ・エス(HIS、9603) — 旅行代理店。
  • 髙島屋(8233) — 百貨店(インバウンド消費期待)。

楽天証券/SBI証券で買えることについて

上で挙げた企業は東証上場の主要銘柄で、楽天証券・SBI証券ともに取り扱いがある銘柄が中心です。証券会社によって扱う投資信託や手数料、ポイント連携の仕組みが異なるので、口座を開く前に確認すると良いでしょう(楽天は楽天カード決済でのポイント還元、SBIは取扱い商品の幅の広さが特徴の一つです)。


最後に(大切な注意)

ここで書いたのはあくまで「予想・シナリオの整理」です。 政策や為替、世界情勢は複雑で、結果は大きく変わることがあります。特定の銘柄を買う・売るなどの行動をする前には、自分で最新の情報(決算・IR・政策発表)を確認し、必要なら専門家に相談してください。

記事が参考になれば嬉しいです。仮説を立てて考えること自体が投資リテラシーを高める練習になります。今後もNEXCYAN NOTEでは、わかりやすく想定シナリオを整理していきます。

– NEXCYAN

※参考・参照:市場報道や業界情報を元に作成。為替・市場の解説記事や企業の事業説明などを参照しています。

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