「リバランスって何?ほったらかし投資でも本当に大丈夫?」
リバランスって何?ほったらかし投資でも本当に大丈夫?
投資信託を始めてしばらく経つと、「リバランス」という言葉をよく耳にしますよね。
でも、「ほったらかし投資だから必要ないのでは?」と思っている方も多いかもしれません。
今回は、リバランスの意味と、やる・やらないの判断基準を初心者向けにやさしく解説します。
リバランスとは?
リバランス=資産の割合を元に戻すことです。
たとえば、最初に「株式70%・債券30%」のバランスで始めたとします。
株が好調で値上がりし、割合が「株80%・債券20%」になったら、株の比率が増えすぎています。
このままではリスクが高くなるため、株を一部売って債券を買い足し、最初のバランスに戻すのが「リバランス」です。
なぜリバランスが必要なのか
株式市場は上がる時期もあれば、下がる時期もあります。
株の割合が増えすぎると、次の下落局面で大きく資産が減ってしまう可能性があります。
リバランスを行うことで、「リスクを一定に保ち、安定した成長を目指す」ことができます。
ほったらかし投資でも大丈夫な場合
実は、すべての人がリバランスを自分で行う必要はありません。
たとえば、オールカントリー(全世界株式)やバランス型ファンドなどは、ファンド内で自動的にリバランスしてくれます。
こうした商品を選んでいる人は、基本的に「ほったらかし」で大丈夫です。
一方で、複数のファンドを自分で組み合わせている人は注意が必要です。
たとえば「S&P500と先進国債券を半分ずつ」などの構成にしている場合は、年に一度くらいの見直しをおすすめします。…というのが通説ですが・・・
正直、私はリバランスをしていません
正直に言うと、私はこれまで一度も自分でリバランスをしたことがありません。
理由は単純で、めんどくさいからです。笑
それでも、特に大きな問題は起きていません。
また、私のように「長期・積立・分散」を前提にしている場合、時間がリスクをならしてくれる側面もあります。
もちろんリバランスを定期的に行うのは理想的ですが、「やらなきゃ」と思って投資がストレスになるよりは、気楽に続けることのほうが大切だと思っています。
リバランスをしたいなら、年1回で十分
- 毎年1回など、「期間」で決めて見直す方法
- 比率が±5%以上崩れたら行う方法
どちらも正解です。
頻繁にリバランスすると手数料や税金がかかることもあるので、「やりすぎない」ことも大切です。
まとめ:リバランスは“やった方がいいけど、やらなくても続けられる”
リバランスは「利益を増やすためのテクニック」ではなく、資産を守るためのメンテナンスです。
ファンドが自動で行ってくれる場合もありますが、自分で複数ファンドを運用しているなら年1回チェックする程度でOK。めんどくさければほったらかしでもOK
「完璧を目指さず、続けること」が投資では何よりの強みです。
投資は「正解を探す」よりも「続けられる形を見つける」ことが大事です。
リバランスをやらなくても、コツコツ積み立てていれば、それはもう立派な長期投資です。



